実在する旅する蝶・アサギマダラを中心に、
各地で出会った風景、土地の気配、人との邂逅を、水彩と線描によって描いています。

蝶は、単なるモチーフではありません。

それは、

移動する記憶であり、

場所を結ぶ存在であり、

まだ見ぬ誰かからの呼び声でもあります。

私は、場の力を感じることを大切にしています。
その現場で感じた感覚を感じ描くことで
自然の中に潜む「見えない存在へのリスペクト」を表現するために。

風や光、その土地に生きる生命の気配に触れることで、
目に見えるものの奥にある時間や記憶の層を感じ取るために。

とりわけ、
海を越えて旅をする蝶アサギマダラは、
移動と記憶の象徴として私の作品に現れる。

それは、離れた場所や時間を静かにつなぎ思いがけない邂逅をもたらす存在である。

私の「Calling」シリーズは、
自然の中で生まれる見えない気配や記憶の軌跡をすくい上げ、
移動する生命が紡ぐ小さな神話として描き出す試みである。
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